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第2部 情報通信の現況と政策動向
第4節 ICT利活用による国民生活の向上と環境への貢献

(3)コンテンツの国際展開の促進


ア コンテンツの海外展開
 総務省は、コンテンツの海外展開促進に取り組んでおり、平成23年度は、東日本大震災の風評被害対策としての海外への情報発信強化、国際共同製作による地域コンテンツの海外展開に関する調査研究等を実施するとともに、我が国コンテンツの海外展開促進に向けた諸課題に対して、官民が連携して取組を進めることを目的として、「コンテンツ海外展開協議会7」を開催した。今後は更に、日本のプレゼンス向上及び関連産業の活性化に向け、日本コンテンツの海外展開の機会創出に向けた支援等を実施していく予定である。

イ 電子書籍の環境整備
 平成23年10月に、IDPF(International Digital Publishing Forum:国際電子出版フォーラム)において、総務省の「電子出版環境整備事業(日本語拡張仕様の策定)」の成果を参照・反映した電子書籍フォーマット「EPUB3.0」が策定された。総務省では、国内におけるEPUB3.0の普及・促進に係る課題・解決方策について取りまとめを行う等、電子出版環境の整備に向けた取組を推進している。
 平成24年4月に、多くの国内出版社が結集し、「デジタルネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会8」報告(平成22年6月)で提示された課題を解決し、電子書籍の普及促進を図ることを目的として、産業革新機構による150億円の出資を受けて出版デジタル機構が設立された。


7 コンテンツ海外展開協議会: http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/contents_kaigai/index.html
8 デジタルネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/index.html
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