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第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第5節 地域成長力をけん引するICT

(1)街づくりの観点から自治体が抱える課題


 地域の課題は様々であり、課題の特性を踏まえた上で、街づくりを進めていくことが重要であるのはいうまでもない。ICTを活用した新たな街づくりについて検討する前提として、街づくりの観点から自治体が抱える課題について尋ねたところ、少子高齢化や、産業・雇用創出を挙げる自治体が多く、次いでコミュニティの再生、社会インフラの老朽化や省エネルギー・環境、犯罪抑止・耐災害性強化等が挙がった(図表1-5-1-1)。特に、複数の課題の存在を指摘する自治体が63.3%に及んでおり、街づくりを考える際、多くの地域において複合する多様な課題に直面していることがうかがえる。

図表1-5-1-1 街づくりの観点から自治体が抱える課題
図表1-5-1-1 街づくりの観点から自治体が抱える課題のグラフ
(出典)総務省「地域におけるICT利活用の現状及び経済効果に関する調査研究」(平成24年)

 このような中で、自治体が特に強化をしていこうと考えている「売り」「魅力」については、「住みやすさ」、「地域資源の豊かさ」や「子育てのしやすさ」と回答した自治体が多かった(図表1-5-1-2)。住みたくなる魅力的な街づくりに対して、自治体の関心が最も高いことをうかがわせる。

図表1-5-1-2 特に強化していこうと考えている「売り」「魅力」
図表1-5-1-2 特に強化していこうと考えている「売り」「魅力」のグラフ
(出典)総務省「地域におけるICT利活用の現状及び経済効果に関する調査研究」(平成24年)
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