総務省トップ > 政策 > 白書 > 24年版 > ICTが日本の成長に貢献する道筋
第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第1節 ICTが導く成長への道筋

6 ICTが日本の成長に貢献する道筋


 このように、ICTは、あらゆる領域に活用される万能ツール、すなわちGPT(General Purpose Technology)であり、先進国、新興国、開発途上国などあらゆる国で成長のエンジンとして期待されている(図表1-1-6-1)。EUのICT戦略であるデジタル・アジェンダでは、冒頭、ICTと成長の関係を端的に以下のように表現している。「持続可能な未来を実現するためには、今から短期的な未来の先を見越しておくことが必要である。高齢化及びグローバル競争に直面する我々には3つの選択肢がある。より一生懸命に働くか、より長時間働くか、よりスマートに(賢く)働くか、である。おそらく、我々はこれらすべてをしなければならないだろうが、第3の選択肢が、欧州市民の生活水準を向上させることができる唯一の道だろう。」とし、よりスマートに働くためにICTが必要だとしている。我が国においてもこのような考え方の下、ICTを活用していくことが求められていると言えよう。

図表1-1-6-1 ICTが成長に貢献する道筋
図表1-1-6-1 ICTが成長に貢献する道筋の図
篠崎彰彦(2006, 2008)等により作成
テキスト形式のファイルはこちら

ページトップへ戻る