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第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第3節 デジタルネットワーク完成が導くメディア新展開

第3節 デジタルネットワーク完成が導くメディア新展開


 平成24年3月末、東日本大震災の発生により延期されていた東北被災3県における地上アナログ放送が停波され、日本全国における地上デジタル放送への完全移行が実現した。また、それに先立って、平成23年6月末には、通信・放送の融合・連携時代に対応し放送事業者の経営の柔軟化等を図ることを内容とする改正放送法が完全施行される一方で、地上アナログ放送が使用していた帯域における初めての商用サービスとして平成24年4月に携帯端末向けマルチメディア放送が開始された。さらに、インターネットを利用した放送番組配信や放送とソーシャルメディアの連携型サービスの展開など、ユビキタスネットワーク環境の完成は、放送を中心とするメディア環境も急速に変化させつつある。
 本節では、放送及びその周辺のメディアに焦点をあて、まず、地上デジタル放送完全移行による成果を総括しつつ、地上アナログ放送停波による空き周波数帯域等を活用した新たな放送メディアの展開を概観する。次に、ユビキタスネットワーク環境のもとでの放送メディアの新たな動向として、スマートテレビ及び放送とソーシャルメディアの融合・連携を取り上げる。最後に、このような近年のメディア環境の変化が、利用者の認識にどのような変化を与えているかについて、郵送アンケート調査結果に基づき検証する。
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