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第2部 情報通信の現況と政策動向
第6節 研究開発の推進

(7)ユニバーサル・コミュニケーション


 NICTでは、真に人との親和性の高いコミュニケーション技術を創造し、国民生活の利便性の向上や豊かで安心な社会の構築等に貢献するため、次の技術の研究開発を推進している。

ア 多言語コミュニケーション技術
 多言語コミュニケーション技術とは、日本語と複数の他の言語との間で、話し言葉を自動的に翻訳するために必要な技術である。平成24年夏には、我が国の主導により、20か国以上の研究機関と連携した実証実験を実現するべく取組を進めている。

イ コンテンツ・サービス基盤技術
 コンテンツ・サービス基盤技術とは、インターネット上で膨大な情報コンテンツやサービスの中から価値のあるものを発見し、効率的な意思決定支援や利活用を支援するために必要な技術である。平成23年度については、情報分析技術の一つであるフレーズの意味的分類技術の開発等を行った。

ウ 超臨場感コミュニケーション技術
 超臨場感コミュニケーション技術とは、真にリアルで、人間に優しく、心を豊かにする意思伝達を可能とするための、三次元映像・立体音響・五感情報伝達を一体的に実現する超臨場感コミュニケーション技術である。平成23年度については、視差や奥行き情報を高速に取得する3次元カメラで撮影した映像を効率的に伝送するための方法の検討や、電子ホログラフィの表示サイズ拡大に向けた表示装置の改良などを行った。
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