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第2部 情報通信の現況と政策動向
第3節 インターネットの利用動向

(2)インターネットの利用状況


●インターネット利用者数、人口普及率の双方が昨年に引き続き増加

 平成23年末のインターネット利用者数3は、平成22年末より148万人増加して9,610万人(前年比1.6%増)、人口普及率は79.1%(前年差0.9ポイント増)となった(図表4-3-1-2)。また、端末別インターネット利用状況をみると、「自宅のパソコン」が62.6%と最も多く、次いで「携帯電話」(52.1%)、「自宅以外のパソコン」(39.3%)となっており、スマートフォンは16.2%となっている(図表4-3-1-3)。

図表4-3-1-2 インターネットの利用者数及び人口普及率の推移
図表4-3-1-2 インターネットの利用者数及び人口普及率の推移のグラフ
(出典)総務省「平成23年通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html

図表4-3-1-3 インターネット利用端末の種類(平成23年末)
図表4-3-1-3 インターネット利用端末の種類(平成23年末)のグラフ
(出典)総務省「平成23年通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html

●60歳以上のインターネット利用は概ね増加傾向にあるが、世代や年収間の格差はいまだに存在

 平成23年末における個人の世代別インターネット利用率は、13歳〜49歳までは9割を超えているのに対し、60歳以上は大きく下落している(図表4-3-1-4)。また、所属世帯年収別の利用率は、600万円以上で8割を超えており、所属世帯年収の低い区分との利用格差が存在している。
 また、利用頻度でみると、家庭内及び家庭外ともに、6割弱が「毎日少なくとも1回」利用している。

図表4-3-1-4 属性別インターネット利用率及び利用頻度
図表4-3-1-4 属性別インターネット利用率及び利用頻度のグラフ
(出典)総務省「平成23年通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html

●大都市のある都道府県を中心に利用率が高くなっている

 都道府県別にみると、大都市のある都道府県を中心に利用率が高く、平均以上の利用率の都道府県は、北海道、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、奈良県の9都道府県となっている(図表4-3-1-5)。利用端末別にみると、スマートフォンの利用率で20%を超えているのは東京都及び神奈川県で、ともに23.7%となっている。

図表4-3-1-5 都道府県別インターネット利用率(個人)(平成23年末)
図表4-3-1-5 都道府県別インターネット利用率(個人)(平成23年末)の表
総務省「平成23年通信利用動向調査」により作成
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html


3 ①調査対象年齢は6歳以上。②インターネット利用者数(推計)は、6歳以上で、調査対象年の1年間に、インターネットを利用したことがある者を対象として行った本調査の結果からの推計値。インターネット接続機器については、パソコン、携帯電話・PHS、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機等あらゆるものを含み(当該機器を所有しているか否かは問わない。)、利用目的等についても、個人的な利用、仕事上の利用、学校での利用等あらゆるものを含む。③インターネット利用者数は、6歳以上の推計人口(国勢調査結果及び生命表等を用いて推計)に本調査で得られた6歳以上のインターネット利用率を乗じて算出④通信利用動向調査については、無回答を除いて算出している。
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