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第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第1節 東日本大震災が情報行動に与えた影響

第3章 大震災からの教訓とICTの役割


 平成23年3月11日14時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、この地震により宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県で震度6強など広い範囲で強い揺れを観測するとともに、太平洋沿岸を中心に高い津波を観測し、特に東北地方から関東地方の太平洋沿岸では大きな被害が生じた。

 東日本大震災における情報通信の状況については、平成23年版情報通信白書においても平成23年5月までの状況を基に掲載をしているが、震災から1年以上経ち、現在までに行われた調査の結果も踏まえ、本章では改めて東日本大震災においてICTがどのような役割を果たし、また、どのような課題が浮かび上がったのかまとめる。まず第1節では、東日本大震災が情報行動に与えた影響として、被災地及び首都圏における人々の情報行動や震災前後におけるICTに対する認識の変化などについて、被災地におけるインタビュー調査結果などを中心に紹介する。第2節では、震災時の業務継続の状況や震災前後の業務継続計画への意識の変化など、震災が地方公共団体や企業の業務継続に対する意識にどのような変化を与えたのかをみていく。第3節で、第1〜2節の調査結果等からみられた課題を取りまとめ、最後に第4節では、震災を踏まえた我が国の取組について紹介する。
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