第2部 情報通信の現況と政策動向
第2節 情報通信業の活動実態
(3)放送番組制作業7
ア 売上高の状況
●平成22年度の売上高は、2,950億円
平成22年度売上高は2,950億円(前年度比2.9%増)である(図表4-2-1-8)。
図表4-2-1-8 放送番組制作業の売上高

●二次利用を行っている企業の割合が大きく拡大
自社の意向で二次利用可能な放送番組について、実際に二次利用を行っている企業の割合は大きく拡大して73.1%(前年度差25.8ポイント拡大)となっている。二次利用の形態は、「再放送への利用」(72.1%)の割合が最も大きい(図表4-2-1-9)。
図表4-2-1-9 テレビ放送番組の二次利用の状況及び二次利用の形態(複数回答上位5位)
ウ 設備のデジタル化率●放送番組制作業務に使用する設備のデジタル化率は、VTR、カメラ及び編集用機材いずれも8割超
放送番組制作業に使用する設備のデジタル化率をみると、VTRが80.1%(前年度差9.6ポイント上昇)、カメラが84.1%(前年度差10.0ポイント上昇)、編集用機材が88.2%(前年度差9.9ポイント上昇) となっている(図表4-2-1-10)。
図表4-2-1-10 使用中の放送番組作業に係る設備のデジタル化率の推移

7 情報通信業基本調査のうち、各業種固有事項調査票(放送番組制作業)に回答した296社について集計したもの。
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