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第2部 情報通信の現況と政策動向
第6節 研究開発の推進

(4)リモートセンシング技術の研究開発


 NICTでは、突発的災害を引き起こす局地的な大雨など、いわゆるゲリラ豪雨の検出・予測精度の向上のために、各種の地上系レーダーやライダーの研究開発を推進するとともに、気候変動や水循環の仕組の解明とその予測精度の高度化に貢献するため、衛星系レーダーやライダー等の研究開発を実施している。平成23年度については、デジタルビームフォーミング技術を用いた次世代ドップラーレーダーの開発を行い、平成24年度から実証実験を実施している。
 また、大規模災害等の発生時に航空機により広範囲かつ詳細な被害状況把握を可能とする地球表面可視化技術(合成開口レーダー)の研究開発を実施しており、霧島新燃岳噴火(平成23年2月)、東日本大震災(同年3月)及び紀伊半島豪雨(同年9月)では、被災地を継続的に観測するとともに、被災状況把握等に活用するため防災関係機関への観測データの提供を行った。さらに、平成24年度からは、総務省において、早期実用展開を目指し、装置の小型化に向けた研究開発も実施している。
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