総務省トップ > 政策 > 白書 > 24年版 > インターネット経由での情報提供の重要性
第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第3節 東日本大震災の教訓とICT

2 近隣地域の情報行動とICT


(1)インターネット経由での情報提供の重要性

 今回の震災では、被災地域のみならず首都圏をはじめとする近隣地域にも大きな影響を及ぼしたことが特徴として挙げられる。首都圏での帰宅者を中心とする情報行動の傾向をみると、情報を入手するために活用したメディアとしては、テレビの重要性が際立っている一方、ニュースサイトの重要性について新聞を上回る比率で情報入手上重要であったこと、携帯電話がつながりにくい一方、ウェブやパソコンメールはつながりやすかったという指摘など、インターネット経由での情報が役立っていたことが注目される。他方、ソーシャルメディアについては、今回の震災では高い注目を集めたが、被災地でのインタビュー調査結果も同様だが、全体として必要な情報を入手できたとする比率は低く、必要な情報をどう入手しやすくするか、その改善が課題といえよう。
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