総務省トップ > 政策 > 白書 > 24年版 > 情報化進展度指数(国際比較)
第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第4節 ICTイノベーションによる「課題解決力」の実証

(3)情報化進展度指数(国際比較)


 一般資本・情報資本の限界生産性と格差について、算出の上、2(3)の産業別分析において行った手法と同様の手法にて指数化を行うと、我が国の情報化投資(19.2)は、米国(167.7)、英国(157.4)、オーストラリア(285.5)と比べて遅れていることがわかる(図表1-4-3-3)。我が国の場合、2000年(平成12年)以前から、情報化投資の水準が他国と比べて遅れているが、2000年(平成12年)以降、その格差が一層広がっている。特に、我が国と米国について比較すると、2006年(平成18年)時点での格差は、1990年(平成2年)代前半の米国の格差と同程度であり、日米間では、10年以上の開きがあると考えられる。
 このように、情報資本ストックの絶対額の伸び悩みのみでなく、付加価値要素を加味した分析においても、我が国の情報化投資は米国、英国、オーストラリアに遅れていることがうかがえる。

図表1-4-3-3 情報化投資進展度指数の推移(国際比較)
図表1-4-3-3 情報化投資進展度指数の推移(国際比較)のグラフ
※EU-KLEMSのデータ制約のため、日本は2006年までの数値となっている。また、ドイツは統一後の1991年からの数値である。
(出典)総務省「ICTが成長に与える効果に関する調査研究」(平成24年)
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