第8節　コンテンツ市場の動向

1　我が国のコンテンツ市場の現状

（1）我が国のコンテンツ市場の規模

●我が国のコンテンツ市場規模は11兆2,931億円で、内訳をみると、映像系が約49％、テキスト系が約44％、音声系が約7％

　我が国の平成22年のコンテンツ市場規模は11兆2,931億円となっている。ソフト別の市場構成比では、映像系ソフトが全体の約5割、テキスト系が4割強、音声系は1割弱をそれぞれ占める。
　映像系ソフト5兆5,495億円（全体の49.1％）の主な内訳は、地上テレビ番組が2兆8,402億円、衛星・CATV放送が8,329億円、ゲームソフトが7,406億円、映画ソフトが6,931億円、映像系ネットオリジナルが1,283億円となっている。音声系ソフト8,185億円（全体の7.2％）の主な内訳は、音楽ソフトが6,246億円、ラジオ番組1,928億円となっている。テキスト系ソフト4兆9,251億円（全体の43.6％）の主な内訳は、新聞記事が1兆7,115億円、雑誌ソフト1が1兆3,128億円、書籍ソフトが6,997億円、コミックが5,088億円、テキスト系ネットオリジナル2が3,993億円、データベース記事が2,930億円となっている（図表4-8-1-1）。

　市場規模の推移をみると、平成21年は減少となったが、平成22年になって微増に転じた。流通段階別に推移をみると、一次流通市場、マルチユース市場ともに、平成21年には減少し、平成22年には増加した（図表4-8-1-2）。ソフト形態別にみると、映像系ソフトは平成22年に増加に転じたが、音声系ソフト、テキスト系ソフトは減少傾向が続いている（図表4-8-1-3）。

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