第1部 特集 ICTが導く震災復興・日本再生の道筋
第2節 グローバルに展開するICT市場
(1)世界の人口とGDP
2011年(平成23年)10月31日、世界人口は70億人を超えたと予測1され、今後も増加が予想されている。世界人口のうち84.5%を占める中低所得国2(図表1-2-2-1)においては、GDP比率で32.8%を占めており、一人当たりGDPも最近5年間で年平均成長率二桁を超えている勢いであるなど、経済面においても成長が急速に進展しており、グローバル市場において無視できない比率を占めるに至っている(図表1-2-2-2及び図表1-2-2-3)。
図表1-2-2-1 世界の人口

(出典)総務省「情報通信産業・サービスの動向・国際比較に関する調査研究」(平成24年)(世界銀行 “World Development Indicators”により作成)
図表1-2-2-2 世界のGDP

(出典)総務省「情報通信産業・サービスの動向・国際比較に関する調査研究」(平成24年)(世界銀行 “World Development Indicators”により作成)
図表1-2-2-3 世界の一人当たりGDP

(出典)総務省「情報通信産業・サービスの動向・国際比較に関する調査研究」(平成24年)(世界銀行 “World Development Indicators”により作成)
1 (参考)国連「世界人口白書2011」(http://www.unfpa.or.jp/publications/index.php?eid=00031)を参照。
2 所得水準に係る基準及び本調査における該当国数は次のとおり(計205か国)である。
高所得国:国民一人当たりGNI(国民総所得)11,906ドル以上:43か国
上位中所得国:国民一人当たりGNI 3,856〜11,905ドル:53か国
下位中所得国:国民一人当たりGNI 976〜3,855ドル:46か国
低所得国:国民一人当たり GNI 975ドル以下:63か国※基準は世界銀行に基づく(2009年7月公表)
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