第1部 特集 新時代に求められる強靱・健全なデータ流通社会の実現に向けて
第3節 インターネット上での偽・誤情報の拡散等

(3) 英国

2022年3月、デジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は、プラットフォーマー等のオンライン企業による自主規制に依存せず、政府が規制を行い、当該規制が守られているかをOfcomが監視するという内容のオンライン安全法案(Online Safety bill)を議会に提出した。2022年12月に英国政府が公表した「オンライン安全法案のガイド26」によると、同法案は、オンラインプラットフォーマーに対し、違法コンテンツ(例:詐欺、テロリズム)の削除、子供にとって有害で年齢的に不適切なコンテンツ(例:ポルノ、誹謗中傷)へのアクセス制限措置などを義務付けている27



26 https://www.gov.uk/guidance/a-guide-to-the-online-safety-bill#a-guide-to-the-online-safety-bill別ウィンドウで開きます

27 オンライン安全法案は、2023年1月17日に修正を経て下院を通過し、上院の委員会ステージで検討が行われている(2023年3月末時点)。

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