2022年の世界の5G基地局(マクロセル)の市場規模(出荷額)は3兆9,876億円(前年比23.5%増)となり、日本では3,035億円(前年比6.2%増7)となった(図表4-5-1-3)。両市場ともに緩やかなピークアウトが見込まれるものの、引き続き高水準を維持するものとみられる。また、2022年の世界の5G基地局(マクロセル)のシェア(出荷額)は、首位がHuawei(29.8%)、2位がEricsson(25.1%)、3位がNokia(15.3%)であった。このように、5G基地局(マクロセル)の市場(出荷額)では、海外の主要企業が高いシェアを占め、日系企業の国際競争力は低い状況にある。
他方で、日系企業は、携帯基地局やスマートフォンなどに組み込まれている電子部品市場(売上高)では、2021年時点で世界の34%のシェアを占めると見込まれており、Beyond 5Gに向けた潜在的な競争力は有していると考えられる(図表4-5-1-4)。
【関連データ】世界の5G基地局(マクロセル)の市場規模(出荷額)
出典:Omdia
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/datashu.html#f00173(データ集)
【関連データ】世界の5G基地局(マクロセル)のシェア(出荷額)
出典:Omdia
URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/datashu.html#f00175(データ集)
2022年の世界市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がHuawei(31.6%)、2位がEricsson(25.3%)、3位がNokia(17.5%)となっており、日本企業は合計で2.3%を占めている。(図表4-5-1-5)。
2022年の世界市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がCisco(66.3%)、2位がH3C(9.0%)、3位がHuawei(6.0%)となっている。
2022年の日本市場の出荷金額ベースのシェアは、首位がCisco(35.1%)、2位がNEC(26.6%)、3位がYamaha(23.3%)となっている。
【関連データ】世界の企業向けルーター市場のシェア
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【関連データ】日本の企業向けルーター市場のシェア
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7 ドルベースでは、前年比11.3%減となっている。