総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和5年版 > 青少年のインターネット・リテラシーを可視化するテストの実施
第2部 情報通信分野の現状と課題
第6節 ICT利活用の推進

5 ICT活用に向けたリテラシー向上の推進

(1) 青少年のインターネット・リテラシーを可視化するテストの実施

総務省では、2011年度(平成23年度)に青少年のインターネット・リテラシーを可視化するテストとして「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標(ILAS:Internet Literacy Assessment indicator for Students)」11を開発した。これは、特にインターネット上の危険・脅威に対応するための能力を測るためのものであり、違法情報リスク、不適切利用リスク、プライバシーリスクといった7つのリスクについてテストを実施している。2012年度(平成24年度)より毎年度、全国の高等学校1年生相当を対象に青少年のインターネット・リテラシーを測るテストを実施しており、2022年度(令和4年度)には100校、15,333名を対象に行ったところ、全体の正答率は71.1%となった。不適切利用リスク(歩きスマホ、マナー違反等)に関する正答率は79.7%と他のリスクと比較して高かった一方、不適正取引リスク(フィッシング、ネット上の売買によるトラブル等)に関する正答率は60.3%と他のリスクと比較して低い結果となった。



11 https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/special/ilas/別ウィンドウで開きます

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