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第2部 情報通信分野の現状と課題
第3節 放送・コンテンツ分野の動向

2 コンテンツ市場

(1) 我が国のコンテンツ市場の規模

ア 市場の概況

我が国の2021年のコンテンツ市場規模は12兆4,719億円となっている。ソフト形態別の市場構成比では、映像系ソフトが全体の約60%を占めている。また、テキスト系ソフトは約35%、音声系ソフトは約6%をそれぞれ占めている7図表4-3-2-1)。

コンテンツ市場の規模は、前年は減少したものの、2021年は大幅に増加となった。ソフト形態別では、映像系ソフトが大幅に増加している(図表4-3-2-2)。

図表4-3-2-1 我が国のコンテンツ市場の内訳(2021年)
(出典)総務省情報通信政策研究所「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
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図表4-3-2-2 我が国のコンテンツ市場規模の推移(ソフト形態別)
(出典)総務省情報通信政策研究所「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
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イ マルチユースの状況

2021年の1次流通市場の規模は9兆5,686億円であり、前年から大幅に増加した。1次流通市場の内訳は、映像系ソフトが5兆6,004億円、テキスト系ソフトが3兆3,056億円、音声系ソフトが6,626億円となっている(図表4-3-2-3)。

一方、マルチユース市場の規模は2兆9,034億円であり、前年から減少となった。内訳は、映像系ソフトが1兆7,732億円、テキスト系ソフトが9,910億円、音声系ソフトが1,391億円となっている(図表4-3-2-4)。

図表4-3-2-3 1次流通市場の内訳(2021年)
(出典)総務省情報通信政策研究所「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
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図表4-3-2-4 マルチユース市場の内訳(2021年)
(出典)総務省情報通信政策研究所「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
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ウ 通信系コンテンツ市場

コンテンツ市場のうち、パソコン及び携帯電話向けなどインターネットなどを経由した通信系コンテンツの市場規模は5兆4,184億円となっている。ソフト形態別の市場構成比では、映像系ソフトが61.5%、テキスト系ソフトが30.1%、音声系ソフトが8.4%を占めている(図表4-3-2-5)。

また、通信系コンテンツの市場規模は、依然、増加傾向が続いている。ソフト形態別にみると、引き続き映画、ネットオリジナル、ゲームソフトなどの伸びにより映像系ソフトが増加しているほか、ネットオリジナルなどの伸びによりテキスト系ソフトも増加しており、これらは通信系コンテンツ市場の拡大に貢献している(図表4-3-2-6)。

図表4-3-2-5 通信系コンテンツ市場の内訳(2021年)
(出典)総務省情報通信政策研究所「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
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図表4-3-2-6 通信系コンテンツ市場規模の推移(ソフト形態別)
(出典)総務省情報通信政策研究所「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する調査」
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7 メディア別にソフトを集計するのではなく、ソフトの本来の性質に着目して1次流通とマルチユースといった流通段階別に再集計した上で市場規模を計量・分析。

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