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第2部 情報通信分野の現状と課題
第2節 電気通信分野の動向

第2節 電気通信分野の動向

1 国内外における通信市場の動向

固定ブロードバンドサービスの契約数1は、主要国でいずれも2000年以降増加傾向にある(図表4-2-1-1)。国別でみると、中国は2008年に米国を抜き首位となり、2015年以降も大幅に増加している。中国の2000年から2021年までの年平均成長率(CAGR)は62%であり、米国(15%)や日本(21%)と比べて高い成長率となっている。

携帯電話の契約数2についても、主要国でいずれも増加傾向であり、特に中国は大幅に増加している(図表4-2-1-2)。中国の2000年から2021年までの年平均成長率(CAGR)は15%であり、米国(6%)や日本(5%)と比べて高い成長率となっている。なお、2021年の人口に対する携帯電話の契約数の割合は、日本は159.7%(2010年差63.5ポイント増)、米国は107.3%(2010年差15.7ポイント増)、中国は121.5%(2010年差57.8ポイント増)となっている3

図表4-2-1-1 主要国の固定ブロードバンドサービス契約数の推移
(出典)ITU4
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図表4-2-1-2 主要国の携帯電話契約数の推移
(出典)ITU5
「図表4-2-1-2 主要国の携帯電話契約数の推移」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら


1 ITU統計。Fixed-broadband subscriptionsを掲載。固定ブロードバンドは、上り回線又は下り回線のいずれか又は両方で256kbps以上の通信速度を提供する高速回線を指す。高速回線には、ケーブルモデム、DSL、光ファイバ及び衛星通信、固定無線アクセス、WiMAXなどが含まれ、移動体網(セルラー方式)を利用したデータ通信の契約数は含まれない。

2 ITU統計。Mobile-cellular subscriptionsを掲載。契約数には、ポストペイド型契約及びプリペイド型契約の契約数が含まれる。ただし、プリペイド型契約の場合は、一定期間(3か月など)利用した場合のみ含まれる。データカード、USBモデム経由は、含まれない。

3 モバイルの契約数にはプリペイド型契約も含まれている。

4 https://www.itu.int/en/ITU-D/Statistics/Pages/stat/default.aspx別ウィンドウで開きます

5 https://www.itu.int/en/ITU-D/Statistics/Pages/stat/default.aspx別ウィンドウで開きます

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