第2部 情報通信分野の現状と課題
第5節 国内外におけるICT機器・端末関連の動向

2 国内外のICT端末市場の動向

(1) 市場規模

世界の情報端末の出荷額は、2016年以降増加傾向にあり、2022年には92兆2,574億円(前年比15.8%増)となった8図表4-5-2-1)。内訳をみると、スマートフォンとPCが中心となっている。

日本の情報端末の生産額は、2017年まで減少傾向であったが、2018年以降増加に転じた後2020年から再び減少し、2022年には9,567億円(前年比7.7%減9)となった(図表4-5-2-2)。内訳をみると、携帯電話・PHS10が2010年代中盤までは大きかったが、その後縮小し、現在はデスクトップ型PC、ノート型PC、情報端末11が中心となっている。

図表4-5-2-1 世界の情報端末出荷額の推移
(出典)Omdia
図表4-5-2-2 日本の情報端末生産額の推移
(出典)経済産業省「生産動態統計調査機械統計編」12


8 ドルベースでは、前年比3.3%減となっている。

9 携帯電話・PHSの金額が計算できなくなり計上されなくなったことが影響している。

10 2019年度以降は、携帯電話・PHSの生産額は非公表となったため、無線通信機器(衛星通信装置を含む)から放送装置、固定通信装置(衛星・地上系)、その他の陸上移動通信装置、海上・航空移動通信装置、基地局通信装置、その他の無線通信装置、無線応用装置を引いた値を使用している。

11 外部記憶装置、プリンタ、モニターなど。情報キオスク端末装置は非公表の年があるため、それを除いた値を使用。

12 https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/index.html別ウィンドウで開きます

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