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第2部 情報通信分野の現状と課題
第5節 サイバーセキュリティ政策の動向

(4) 無線LANセキュリティに関する取組

無線LANは、自宅や職場での利用に加え、街なかの公衆無線LANサービスなど幅広く利用が進んでいるが、適切なセキュリティ対策をとらなければ、無線LAN機器を踏み台とした攻撃や情報窃取などが行われるおそれがある。このため、総務省では、無線LANのセキュリティ対策に関して、利用者・提供者のそれぞれに向けたガイドラインを策定しており、2020年(令和2年)5月に、最新のセキュリティ動向や技術動向に対応させるための改定を行った。

無線LANの利用者に向けた「Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル」では、利用者が留意すべきセキュリティ対策として、①接続するアクセスポイントをよく確認、②正しいURLでHTTPS通信をしているか確認、③自宅に設置している機器の設定を確認、の3つのポイントを示した上で、それぞれに解説を加えている。

無線LANの提供者に向けた「Wi-Fi提供者向け セキュリティ対策の手引き」では、飲食店や小売店をはじめとする幅広い無線LAN提供者が、提供に当たりどのようなセキュリティ上のリスクが存在し、どのようなセキュリティ対策を講じればよいかを確認できるようにしている。

また、無線LANのセキュリティ対策に関する周知啓発を目的として、サイバーセキュリティ月間(2/1〜3/18)に合わせて、無線LANに関する最新のセキュリティ対策等を学ぶことが出来る無料のオンライン講座を、毎年度開講している20。2022年度(令和4年度)は、2023年(令和5年)3月1日から同年3月26日までオンライン講座「今すぐ学ぼうWi-Fiセキュリティ対策」を開講した。



20 無線LAN(Wi-Fi)のセキュリティ対策に係るオンライン講座:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/wi-fi/index.html別ウィンドウで開きます

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