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第2部 情報通信分野の現状と課題
第1節 ICT産業の動向

4 ICT分野の輸出入

2021年の財・サービスの輸出入額(名目値)については、すべての財・サービスでは輸出額が91.2兆円、輸入額が111.2兆円となっている。そのうちICT財・サービス10をみると、輸出額は12兆円(全輸出額の13.2%)、輸入額は19.2兆円(全輸入額の17.3%)となっている。ICT財の輸入超過額は3.9兆円(前年比15.2%増)、ICTサービスの輸入超過額は3.3兆円(前年比18.7%増)となっている(図表4-1-4-1)。

ICT財・サービスの輸出入額の推移をみると、ICTサービスについては、2005年から一貫して輸入超過となっている。他方、ICT財については、2005年時点では輸出超過であったものの、その後の輸出の減少と輸入の増加に伴い、近時は輸入超過の傾向が続いている。また、ICT財・サービスの輸出額と輸入額のいずれにおいても、ICT財が7割近くを占めている(図表4-1-4-2)。

図表4-1-4-1 財・サービスの輸出入額の推移(名目)
(出典)総務省「情報通信産業連関表」(各年度版)を基に作成
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図表4-1-4-2 ICT財・サービスの輸出入額の推移(名目)
(出典)総務省「情報通信産業連関表」(各年度版)を基に作成
「図表4-1-4-2 ICT財・サービスの輸出入額の推移(名目)」のExcelはこちらEXCEL / CSVはこちら


10 「ICT財・サービス」は内生77部門表(巻末付注4参照)の1〜43、「一般財・サービス」は同表の44〜77を指す。「ICT財」にはパソコン、携帯電話などの通信機器、集積回路等の電子部品、テレビ、ラジオなどが、「ICTサービス」には固定・移動電気通信サービス、放送サービス、ソフトウェア業、新聞・出版などが含まれる。

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