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第1部 特集 人口減少時代のICTによる持続的成長
第5節 シェアリングエコノミーの持つ可能性

(2)シェアリングエコノミーの経済効果

シェアリングエコノミーは複数の経路から経済に効果を与え国内シェアリングエコノミーの市場規模も拡大傾向にある。矢野経済研究所が実施した調査では、シェアリングエコノミーの国内市場規模は、2015年度に約398億円であったものが、2016年度には約503億円まで拡大しており、2021年までに約1,071億円まで拡大すると予測している(図表2-5-3-2)。

図表2-5-3-2 シェアリングエコノミーの国内市場規模推移と予測
(出典)(株)矢野経済研究所「シェアリングエコノミー(共有経済)市場に関する調査(2017年)」(2017年11月15日発表)

上記の推計においてはシェアリングサービスを提供する事業者の売上ベースで市場規模を推計しているが、実際にはシェアリングサービスが呼び水となって更なる消費を喚起する効果が期待される。例えば、Aribnb社のレポートによると、2016年の1年間で、日本国内でAirbnbコミュニティが経済活動により創出した利益は4,061億円であり、その経済効果は9,200億円に及ぶと推計している8



8 Airbnb社プレスリリース:https://prtimes.jp/a/?c=16248&r=42&f=d16248-42-pdf-0.pdfPDF

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