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第2部 基本データと政策動向
第1節 ICT産業の動向

2 ICT産業の我が国経済への寄与

(1)ICT産業の経済波及効果

●情報通信産業の経済波及効果は、付加価値誘発額において全産業最大の規模

情報通信産業の実質国内生産額は2016年時点で96.6兆円である。その経済波及効果をみると7、情報通信産業の付加価値誘発額は82.1兆円、雇用誘発数は823.7万人となっている。なお、2000年時点では、情報通信産業の実質国内生産額は87.0兆円であり、その付加価値誘発額は73.8兆円、雇用誘発数は992.5万人であった。情報通信産業は技術革新の影響が大きいため、雇用誘発力よりも付加価値誘発力が強くなると考えられる(図表5-1-2-1)。

図表5-1-2-1 主な産業部門の生産活動による経済波及効果(付加価値誘発額、雇用誘発数)の推移
(出典)総務省「ICTの経済分析に関する調査」(平成30年)
「図表5-1-2-1 主な産業部門の生産活動による経済波及効果(付加価値誘発額、雇用誘発数)の推移」のExcel(1)はこちらEXCEL / Excel(2)はこちらEXCEL / CSV(1)はこちら / CSV(2)はこちら


7 経済波及効果の計測方法としては、①最終需要となる財・サービスに着目して、当該部門の最終需要が国内産業にもたらす経済波及効果をみる方法と、②産業部門に着目して、当該部門の生産活動(最終需要と中間需要の合計)が国内産業にもたらす経済波及効果をみる方法がある。ここでは後者を採用している。

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