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第1部 特集 人口減少時代のICTによる持続的成長
第2節 ICTによる生産性向上方策と効果

2 AI・IoT導入状況と予定

(1)AI・IoTの導入状況

次に、今後普及が期待されるAI、IoTの企業の導入状況及び導入意向について、「プロセス」と「プロダクト」の面からみてみる2。現在の導入状況についてみると、各国企業ともIoTの導入が先行して進んでおり、AIの導入率がそれを追っている状況である。日本企業のAI・IoT導入率は欧米企業と大きな差は見られないが、今後の導入予定の回答率を踏まえると、2020年以降は他国より遅れをとり、その差が開いていくことが懸念される(図表3-2-2-1)。

図表3-2-2-1 諸外国のAI・IoTの導入状況と予定(プロセス・プロダクト別)
(出典)総務省「ICTによるイノベーションと新たなエコノミー形成に関する調査研究」(平成30年)
「図表3-2-2-1 諸外国のAI・IoTの導入状況と予定(プロセス・プロダクト別)」のExcel(1)はこちらEXCEL / Excel(2)はこちらEXCEL / CSV(1)はこちら / CSV(2)はこちら


2 ここでは、「プロセス」とは企業活動において財やサービス等を生み出す際に必要な、企業内部の過程のことと定義する。また、「プロダクト」とは企業活動の結果生み出される財やサービスそのものと定義する。

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