●クラウドサービスを利用している企業の割合は2016年から大幅に上昇
クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は56.9%であり、前年の46.9%から大幅に上昇している(図表5-2-1-19)。
●多くの企業でサービスの効果を実感
クラウドサービスを利用する企業のうち、「非常に効果があった」または「ある程度効果があった」として、効果を実感している企業の割合は85.2%であり、多くの企業で効果を実感している(図表5-2-1-20)。
●利用しているサービスは「ファイル保管・データ共有」が最も多い
利用しているサービスの内容は、「ファイル保管・データ共有」(51.2%)が最も多く、次いで「サーバ利用」(47.6%)、「電子メール」(46.3%)、が多い(図表5-2-1-21)。
●クラウドサービスを利用している理由は「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」が最も多い
クラウドサービスを利用している理由としては、「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」(45.2%)が最も多く、次いで「どこでもサービスを利用できるから」(34.8%)、「安定運用、可用性が高くなるから(アベイラビリティ)」(32.6%)が多い(図表5-2-1-22)。
●クラウドサービスを利用していない理由は「必要がない」が最も多い
クラウドサービスを利用しない理由としては、「必要がない」(39.5%)が最も多く、次いで「情報漏えいなどセキュリティに不安がある」(38.1%)、「クラウドの導入に伴う既存システムの改修コストが大きい」(27.6%)が多い(図表5-2-1-23)。