ブロックチェーン技術とは情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種であり、「ビットコイン」等の仮想通貨に用いられている基盤技術である(図表3-3-3-1)。一般社団法人日本ブロックチェーン協会は広義のブロックチェーン11を「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術」12と定義している。
11 ビットコインのブロックチェーンを意識した「狭義のブロックチェーン」も定義されている。
12 一般社団法人日本ブロックチェーン協会HP:http://jba-web.jp/archives/2011003blockchain_definition