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第2部 基本データと政策動向
第9節 ICTによる行政・防災の推進

(5)防災×ICTの推進

総務省では、地理空間情報(G空間情報)のICTによる利活用を促進し、「G空間シティ構築事業」等を実施することで、先端的な防災システムを構築した。2016年度では当該システムの検証を行い、その結果を基に、2016年11月より運用開始されたG空間情報センターと接続して利用できるよう、環境整備等を行うことで、地方公共団体等によるG空間情報を利活用した防災・減災、行政事務等の効率化を推進している。

また、自治体等が発出する避難勧告などの災害関連情報を多数の放送局やインターネット事業者等、多様なメディアに対して一斉に送信する共通基盤(Lアラート)(図表6-9-2-3)の普及・利活用を促進している。その一環として、Lアラートを介して配信するシステムの標準仕様策定や、Lアラートとカーナビ・サイネージ等との連携実現に必要な実証実験等を進めるとともに、地方公共団体職員等利用者を対象としたLアラートに関する地域単位の連絡会や合同訓練、研修を実施している。

図表6-9-2-3 Lアラート(災害情報共有システム)の概要
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