総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和3年版 > 今後のデジタル・ガバメントの構築に向けて必要な取組
第1部 特集 デジタルで支える暮らしと経済
第3節 公的分野におけるデジタル化の現状と課題

4 今後のデジタル・ガバメントの構築に向けて必要な取組

内閣官房及び総務省は、政府CIO補佐官を中心としたワーキングチームにおいて検討を行い、2020(令和2)年3月に「デジタル・ガバメント実現のためのグランドデザイン」(以下「グランドデザイン」という。)56をデジタル・ガバメント技術検討会議にて取りまとめた。グランドデザインでは、2030年の行政サービス実現に向けて「デジタル・ガバメント」として進めるべき取組の方向性を、「ユーザー体験志向」「データファースト」「政府情報システムのクラウド化・共通部品化」「政府のスマート化」の4つの柱に沿って提示している(図表1-3-4-1)。

図表1-3-4-1 グランドデザインで示された政府情報システム・データ整備等の4つの柱
(出典)各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議(2020.3.31)資料

本項では、デジタル庁設立を基軸とした政府と地方公共団体におけるガバナンスの方向性について有識者インタビューにおけるコメント(図表1-3-4-2)をとりまとめるとともに、上記の「グランドデザイン」で示された4つの柱に沿って、海外の先進事例の動向および有識者インタビューの結果(図表1-3-4-3)を踏まえ、今後のデジタル・ガバメントの構築に向けた取組課題を整理した。

図表1-3-4-2 政府と地方公共団体のガバナンスの在り方に関する取組の方向性
(出典)総務省(2021)「デジタル・ガバメントの推進等に関する調査研究」
図表1-3-4-3 「グランドデザイン」で示された4つの柱に関する主な有識者コメント
(出典)総務省(2021)「デジタル・ガバメントの推進等に関する調査研究」


56 「デジタル・ガバメント実現のためのグランドデザイン 国民一人一人に寄り添った2030年の行政サービス実現に向けて」(デジタル・ガバメント技術検討会議決定、2020.3.31)(https://cio.go.jp/granddesign別ウィンドウで開きます

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