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第1部 特集 デジタルで支える暮らしと経済
補論 コロナ禍における情報流通

(1)新型コロナウイルス感染症に関するフェイクニュースや偽情報

新型コロナウイルス感染症は、2019年12月に中国の湖北省武漢市で、「原因不明のウイルス性肺炎」として確認されたが、どのようなウイルスで、どの程度世界中に広まるかなど、詳しい情報がない状態であった。

令和2年版情報通信白書で述べたとおり、これまでも世界はSARS等の様々な感染症を経験しており、そのたびに得体の知れない病原体に対する不安や恐怖から生まれた憶測・偏見・デマ等が社会問題となっていた。

新型コロナウイルス感染症という未知の感染症についても、多くの誤情報、フェイクニュースが流通していた。その偽情報の内容は、新型コロナウイルス感染症に関する予防方策、政府が実施する対策、身近な物資の供給など多岐に渡る。総務省が実施した調査2では、このような情報に対して、「正しい情報ではないと思った・情報を信じなかった」と答えた人の割合は、一部の情報を除き、3割〜6割程度となっており、間違った情報や誤解を招く情報について、情報を信じてしまった人や正しい情報か分からなかった人が相当数存在していた(図表2-5-1-2)。

図表2-5-1-2 新型コロナウイルスに関する情報や誤解を招く情報の受容度
(出典)総務省(2020)「新型コロナウイルス感染症に関する情報流通調査」


2 総務省(2020)「新型コロナウイルス感染症に関する情報流通調査」

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