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第2部 基本データと政策動向
第7節 ICT研究開発の推進

(2)異能(Inno)vationプログラム

ICT分野において、破壊的イノベーションの種となるような技術課題への挑戦を支援する「異能(Inno)vationプログラム」を実施している。本プログラムは、ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援するものである。そのため、野心的な目標設定に対し、革新的なアプローチによる挑戦を奨励している。また、実現への道筋が明確となるような価値ある失敗を高く評価することとしている(図表5-7-3-1)。

図表5-7-3-1 異能vationプログラムのスキーム

2020年度(令和2年度)は、18,154件の応募があり、「破壊的な挑戦」部門については、失敗を恐れず挑戦に向かって試行錯誤を行う“ゼロワンチャレンジャー(16名)”、果敢に技術課題への挑戦を行う“破壊チャレンジャー(10名)”がそれぞれの段階の挑戦を開始した。また、協力協賛企業の協力の下「ちょっとした、けれども誰も思いついたことのないような面白いアイデア」、「自分でも一番良い使い方が分からないけれど、こだわりの尖った技術やモノ」、「自らが発見した実現したい何か」などを表彰する「ジェネレーションアワード」部門については業務実施機関や協力協賛企業等が開催した「OPEN 異能(inno)vation 2020」イベント(2020年(令和2年)11月25日)において33件の表彰等が行われた。また、2020年(令和2年)12月8日には、日本国政府総務大臣ととインドネシア共和国政府教育文化大臣の間で、両国が協力して破壊的イノベーションを起こすような人材への支援を行うことを目的とした協力覚書を締結した。

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