総務省トップ > 政策 > 白書 > 令和3年版 > オンラインによる番組・イベント配信の増加
第1部 特集 デジタルで支える暮らしと経済
第1節 コロナ禍で拡大したデジタル活用

(2)オンラインによる番組・イベント配信の増加

在宅時間の増加等により、インターネット経由で、番組やイベントの動画視聴が増加している。有料動画配信サービスの利用率は、年々増加傾向にあったが、2020年は巣ごもり需要の影響もあってか、例年以上に利用率が伸長した(図表2-1-3-3)。

図表2-1-3-3 有料動画配信サービスの利用率
(出典)インプレス(2020)を基に総務省作成

スポーツ・番組配信に関しては、ネットフリックス等の国内外のOTT事業者が躍進し、世界中で加入者が大幅に増加している(図表2-1-3-4)。一方、我が国では、民放公式テレビポータル「TVer」による見逃し配信が行われており、2020年4月から「NHKプラス」により常時同時配信及び見逃し配信が開始されている。また、2020年10月から同年12月まで、「TVer」により、日本テレビが読売テレビ・中京テレビと共同して、プライムタイム(夜7時から11時)を中心とした地上波の放送番組のネット同時配信が実施されたほか、民放各局において、視聴者からのニーズの高いスポーツ・ニュース番組を試行的に同時配信する取組が行われている。今後、個々人がパーソナライズ(おすすめ)された動画を自由に楽しむ視聴スタイルが定着することが見込まれる。

図表2-1-3-4 ネットフリックスの有料会員数の推移
(出典)Netflix社公表資料を基に総務省作成

また、イベント・エンターテインメント業界においても、ライブ・コンサート、映画、祭りなどのオンライン配信が拡大している(図表2-1-3-5)。

図表2-1-3-5 オンラインによる番組・イベント配信
(出典)総務省(2021)「ウィズコロナにおけるデジタル活用の実態と利用者意識の変化に関する調査研究」
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