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第1章 平成5年情報通信の現況5年の我が国経済をみると、住宅投資と公共投資は堅調に推移しているものの、引き続き個人消費は低迷し民間設備投資も減少するなど、バブル経済の崩壊の影響に加え、円高等の影響もあって、我が国経済は総じて低迷が続いていた。このように経済が低迷していた中で、5年の我が国の情報通信市場について情報通信サービスの契約数等を4年と比較すると、全体として伸び率が鈍化しているものの堅調に増加しており、特にISDNサービス、高速デジタル伝送サービス、携帯・自動車電話サービス、都市型ケーブルテレビの契約数等は順調に増加している。また、各事業の営業収益等を4年と比較すると、全体としては増加しており、特に、携帯・自動車電話等の事業者の伸び率が高くなるなど、第一種電気通信事業者等の新事業者が順調な成長を続けている。 本章では、情報通信及び情報化の動向を取り上げ、5年の情報通信の現況を概観する。
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