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第2章 情報通信政策の動向(7)GMDSSの推進船舶が世界中のいかなる海域を航行していても、衛星通信技術やデジタル通信技術を使用して、陸上の捜索救助機関や付近を航行している船舶と常に遭難通信ができることを目的に、「海上における遭難及び安全に関する世界的な制度(GMDSS:Global Maritime Distress and Safety System)」が1992年2月から導入されているが、対象となる船舶は1999年までに段階的に移行を完了することとされている。これを受けて郵政省では、4年度から3ヵ年計画で「GMDSSの導入に伴う海上通信の整備・再構築に関する調査研究会」を開催し、5年度は全国の約 600局の海岸局を対象に現状等の調査を行っており、6年度はこれらの調査の結果を踏まえて、GMDSS体制への円滑な移行のためのガイドラインの策定等を行うこととしている。
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