第1節 情報通信サービスの動向 第2節 情報通信経済の動向
第1節 情報通信サービスの動向 第2節 情報通信経済の動向 第1節 21世紀に向けた情報通信政策の展開 1 新世代の情報通信基盤の整備 2 国土の均衡ある発展のための地域情報化の推進 3 宇宙通信政策の展開 4 生活者・消費者重視の情報通信政策の展開 5 災害対策の推進 6 環境にやさしい社会の実現 7 電気通信産業振興のための環境整備 第2節 多様なサービスの実現に向けた電気通信の展開 1 電気通信事業政策の着実な推進 2 電波利用の促進 第3節 放送政策の新たな展開 1 放送産業政策の推進 3 放送メディアの多様化のために 4 放送ソフトの充実 5 放送の利用格差の是正に向けて 6 放送のデジタル化の推進 第4節 郵便事業・郵便局ネットワークの新たな展開 1 郵便事業運営基盤の整備充実 2 豊かな暮らしづくりに向けた郵便サービスの提供 3 社会の基盤としての郵便局ネットワークの活用 第5節 情報通信に関する国際政策の充実 2 国際協力の推進 第6節 技術開発・標準化の一層の推進 1 次世代を支える技術開発の促進 2 重要性を増す標準化の推進 第1節 情報通信のマルチメディア化がもたらす社会経済への効果 1 マルチメディア化の進展する情報通信 1 情報通信のマルチメディア化における利用・開発動向 コラム 第1章 第2章 第3章 |
第3章 マルチメディアが拓く情報通信の新たな世界（3） アジアアジア地域では、多くの国々が情報通信基盤をはじめとする社会基盤の整備を推進し、急速な経済発展が進展している。中でも、シンガポールは、アジア・太平洋地域の総合ビジネスセンターに発展させるため、一環して情報通信基盤の整備を重要視してきており、1992年に新しい国家情報インフラを構築するためのビジョンであるＩＴ2000構想を策定した。 ＩＴ2000構想は、[1]世界的ハブへの発展、[2]経済の推進力の加速、[3]個人の潜在力の高度化、[4]内外のコミュニティー間交流、[5]生活の質の向上を図るために、情報技術（ＩＴ：Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ）を活用した新しい国家情報インフラ（ＮＩＩ）を構築しようとするものである。 構想では、ＮＩＩの構築により、広帯域コミュニケーション・レジャー情報予約システム・マルチメディア学習・地域のテレコンピューティング・テレショッピング等の情報通信が可能となり、シンガポールの拠点化、経済エンジンの加速化、個々人の可能性の拡大、コミュニティの国内外へのリンク、生活の資の向上が図られるとされている。 今後数年間は、現有の電気通信インフラとＩＴを活用したアプリケーションに焦点を絞り、その後、先端技術のアプリケーションや高速ネットワークの実験を行っていく予定である。
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