平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(4) アジア・太平洋地域における標準化の推進

 今後21世紀に向け、アジア・太平洋地域の社会経済の発展において、電気通信ネットワークの円滑な構築は必要不可欠である。特に、国際・国内標準化活動を通じた相互接続性の確保、特定のメーカーに依存しないシステムの構築(マルチベンダ化)等が必要であるが、アジア・太平洋諸国単独では困難で,技術協力が必要であり、標準化活動のレベルアップが必要である。
 このため、[1]アジア・太平洋地域における標準化活動への技術協力ニーズの発掘、[2]わが国における技術協力体制の確立、[3]アジア・太平洋地域における相互協力の枠組みの掲示を目標に、4年10月から「アジア・太平洋地域における標準化の推進に関する調査研究会」が開催されている。また、5年11月から12月にかけて東京でAPT(Asia―Pacific Telecommunity:アジア・太平洋電気通信共同体)研修が実施され、我が国は、カリキュラム作成、講師派遣その他運営管理等支援を行っている。
 

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