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第1章 平成5年情報通信の現況(2) 放送サービス(短波による国際放送)激動する国際情勢の中で、諸外国の対日理解を促進するとともに在外邦人に対して必要な情報を提供するため、国際放送の果たす役割は極めて重要となり、一層の充実を図ることが必要となっている。 我が国では、現在、NHKが「ラジオ日本」の名称で、短波のラジオによる国際放送を日本語及び各国語により、国内送信所(茨城県:KDD八俣送信所)から直接放送を行っているほか、海外の各中継局から第1-1-38表のとおり海外中継放送を行っている。 5年度においては、シンガポールにあるBBCの送信所を使用して、新たに中継放送を開始するとともに、カナダ中継局及び国内送信所の放送時間等の拡充を行った。この結果、5年度末における我が国の国際放送は、22の言語で、1日延べ60時間(対前年度比 7.5時間増)実施された。
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