平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(12) 郵便システムの技術開発推進

 郵政省郵政研究所では、21世紀の郵便システムを目指した技術開発を促進するために、本省関連部門との密接な連携を保ちつつ、郵便処理の自動化のための技術開発及び郵政事業高度化のための情報通信に関する技術開発を行っている。5年度では主として以下のような研究を行った。
[1] 手書き文字認識技術の高度化の研究としては、現在、研究開発されている文字認識技術の調査とその高度化を図るため、昨年に引き続き文字認識技術コンテストを行った。また、優秀な文字認識アルゴリズムを組み合わせることによる精度向上の研究を行うとともに、独自のアルゴリズムの開発を行った。
[2] 昭和63年以来、首都圏における郵便の区分輸送効率を画期的に向上させるための大深度を利用した地下郵便輸送システムに関する研究(東京L-NET構想)を行ってきたが、最終的なモデル化を行い、6年3月に最終報告書をとりまとめた。
[3] 新たに、配達準備作業の最終部分に当たる道順組立作業の自動化に関する研究を開始した。
 

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