平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(6)道路交通情報通信システム(VICS)の推進

 渋滞・交通事故・規制等の道路交通情報をドライバーに提供することによる交通の安全円滑化、環境保全及び経済性の向上への寄与を目的として、郵政省・警察庁・建設省の支援のもと、道路交通情報通信システム(VICS)推進協議会においてVICSの実用化に向けた検討が行われている。
 VICS(Vehicle Information and Communication System)は、[1]道路に沿って設置された通信装置である情報ビーコンから、走行地点に特有の情報を提供する方式、[2]広域情報を一括して大量にFM放送局の放送電波に多重化して伝送するFM多重方式、[3]将来的には、ドライバーの必要とする情報を双方向で伝送するテレターミナル方式等により、所要時間や渋滞・事故等の道路交通情報や駐車場等の関連情報をリアルタイムで提供することにより、ドライバーの経路選択等を支援し、道路交通全体の円滑化を図ることを目的としている。5年11月には、VICSの一層の理解を得るために、東京都内において体験試乗等の公開デモンストレーションが行われた。

第2-2-4図 道路交通情報通信システムのイメージ図

 

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