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第3章 マルチメディアが拓く情報通信の新たな世界2 外国政府における取組前項で概観したように先進諸外国においては、インターネットを通じた映像情報の受発信、ケーブルテレビの双方向機能を利用したフルサービスの提供実験等が積極的に進められている。これら諸外国の政府においても、情報通信基盤の整備、広帯域ISDNを利用したアプリケーションの実用実験など情報通信のマルチメディア化の進展に向けて重要な政策を推進しているところである。とりわけ、米国政府においては、大容量のコンピュータネットワークを構築し、情報インフラを発展させるHPCCプログラムを推進するとともに、各州独自の情報通信基盤整備計画、民間の通信事業者やケーブルテレビ事業者のネットワークの高度化等を含めた総合的な形で情報通信基盤を整備しようとするNII構想等積極的な取組がみられる。 ここでは、米国を中心に、マルチメディア化の進展に係る先進諸外国の政府の取組の動向を概観する。 (なお、本節の記述は、1994年3月末現在の状況を踏まえたものである。)
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