平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

6 放送のデジタル化の推進

 (1) 「放送のデジタル化に関する研究会」の開催

 郵政省では、5年5月から「放送のデジタル化に関する研究会」を開催し、放送の各分野へのデジタル技術の導入について総合的に検討を行っている。
 研究会では、放送に対する高度化、多様化するニーズヘの柔軟な対応、受信機の高性能化・多目的化、移動体受信の容易性、適切なサービス品質の確保、電波資源の高度利用等の社会的要請に応えるためには、放送システムにデジタル技術を導入することにより、放送のインテリジェント化(高機能化・多チャンネル化・双方向化)を図ることが必要であるとされている。また、その基本方針として、[1]ISDB方式の採用、[2]適切な周波数帯域幅の設定、[3]地上放送の変調方式としてOFDM方式の開発・実用化の推進、[4]圧縮方式としてMPEG-2方式の実用化の推進、[5]必要なビットレートを確保できる周波数帯域幅を単位とした免許の導入、[6]委託放送事業者の一般的導入が提案されている。
 

(4)衛星放送受信対策基金による難視聴解消への取組 に戻る (2)放送衛星による広帯域テレビジョンの開発 に進む