平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(5) UPUの動向

 万国郵便連合(UPU)では、民間のクーリエ(国際宅配便)の進出による競争の拡大等、郵便事業を取り巻く厳しい環境変化に柔軟かつ迅速に対応し、国際間の新たなサービスを機動的に展開するため、執行理事会の作業部会等において、組織の見直しや万国郵便条約の簡素化等に関する検討を行っている。
 1993年4月の執行理事会においては、利用者の多様なニーズへの対応を可能とするための、万国郵便条約及び小包郵便物に関する約定の見直し案が承認された。
 また、同執行理事会において、UPUの組織、運営及び活動の見直しが行われた。現組織における執行理事会及び郵便研究諮問理事会の活動の重複をなくし、業務関係事項の責任を明確にするため、これらを主としてUPUの運営と国際郵便の基本政策を担当する管理理事会と、国際郵便の業務全般を担当する業務理事会とに再編する案が受け入れられた。
 これらに関する最終案は、1994年8月に韓国のソウルで開催予定の第21回万国郵便大会議において審議されることとなっている。
 

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