平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

4 放送ソフトの充実

 (1) 放送番組素材利用促進事業

 放送の健全な発達及び普及を図るためには、放送を通じて提供される情報である放送番組の充実を図ることが必要である。特に、近年、放送における多メディア・多チャンネル化が進展し、各放送メディアはそのメディア特性を生かした放送番組を放送することが求められているが、全ての放送事業者が十分な放送番組の制作能力を有しているわけではないのが現状である。
 このため、放送番組の制作に係る環境整備を図ることが喫緊の課題となっており、その一環として、郵政省では、放送番組を制作する者が、テープ等に記録された映像等(放送番組素材)を円滑に入手し、放送番組の制作に使用し得るようにするため、「放送番組素材利用促進事業」を6年度から推進することとしている。この事業の具体的業務内容は、以下のとおりである。
 [1]放送番組素材を収集し、及び制作し、保管して、放送番組の制作の用に供する業務
 [2]放送番組素材に関する取引のあっせん及び情報の提供を行う業務
 郵政省では、本事業を行う者に対し、産業投資特別会計からの出資を原資とする通信・放送機構からの出資、財政投融資による低利融資、日本開発銀行等からの無利子融資及び低利融資による支援を行うこととし、関連の法律を整備することとしている。
 

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