平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(3) 地域・生活情報通信基盤高度化事業

 首都圏への経済・文化機能や人口の集中により、地方の過疎化、経済基盤の弱体化、生活格差等の問題が生じており、その大きな原因である情報の一極集中の是正が重要な政策課題となっている。
 そこで情報の一極集中を是正し、国土の均衡ある発展を図るとともに、経済活動の持続的発展、高齢化社会への対応、環境保全等21世紀に向けた我が国の諸課題を克服し、真に豊かな社会を実現するために、技術革新の成果を活かした新たな情報通信基盤の整備に向け、6年度から公共投資によるパイロットモデル・プロジェクトとして地域・生活情報通信基盤高度化事業を推進することとしている。
 本事業は、公共投資による先導的・試行的な情報通信基盤整備プロジェクトであって、米国のNII構想において、議会が情報通信基盤整備計画として推奨している22のパイロットモデル・プロジェクト(個別具体的案件については、電気通信情報庁が、交付要綱を作成の上、現在募集中)に対応するものと位置づけられる。
 

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