平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

2 放送の国際化への対応

 郵政省では、社会経済活動の国際化が進展する中で、放送による情報の国際交流の促進を図るため、NHKが委託して人工衛星による国際放送をさせることができるようにするとともに、受託国内放送制度を拡大して一般放送事業者が外国に向けて放送を行うことができるようにすることとし、そのための放送法の改正を検討している。
 また、アジア地域においては映像国際放送に関する共通のルールが存在しないため、アジア地域における映像国際放送に関する一定の国際的ルール作りに資することを目的に、6年度に、アジア地域における映像国際放送に関する国際共同研究を実施し、各国政府機関と共同で国際会議を開催するとともに、社会的・技術的課題の調査を実施することとしている。
 

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