平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(2)放送衛星による広帯域テレビジョンの開発

 4年3月に開催された国際電気通信連合(ITU)の世界無線通信主管庁会議(WARC-92)で、「広帯域HDTV」の衛星放送のために、日本の属する第3地域(アジア・太平洋地域)に対して21.4〜22GHzの周波数帯が分配され、国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)で、現在のハイビジョン(HDTV)で使用されている27MHzの4倍近く広い1チャンネル当たり 100MHz程度の周波数帯幅を使用した広帯域HDTV衛星放送が研究されるなど、広帯域テレビジョンへの取組が行われており、郵政省でも、8年度に打上げが予定されている通信放送技術衛星(COMETS)で広帯域HDTVの伝送実験を行うこととしている。
 また、この新たな周波数帯では、広帯域HDTVのほかにも、広帯域であることを活用する各種の「広帯域テレビジョン」のサービスが想定されている。
 

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