平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(2) 情報通信技術に関する研究開発指針の一部改定

 郵政省では、21世紀へ向けて豊かでゆとりある高度情報社会を構築していくため、電気通信技術審議会における検討等を踏まえ、研究開発の基本的方向を「情報通信技術に関する研究開発指針」として公表している。
 5年8月、同指針の一部改定を行い、今後特に留意して取り組むべきテーマとして「高度映像技術の研究開発の推進」を加えた。
 高度情報化の進展、社会ニーズの多様化等を背景として、種々の産業分野において映像メディアへの期待が高まっている。他方、デジタル技術と広帯域伝送技術が結合したB-ISDNにより、多くの情報移動を伴う映像伝送の路が飛躍的に開けてきている。
 また、映像情報のデジタル化は、通信・放送・蓄積系・映画・印刷等様々なメディア間でハードウェア、ソフトウェアの共有化を可能とし、メディア融合を進展させていくものと考えられる。
 このような背景から、より高精細な映像サービスに対する期待がますます高まりつつあることを受けて、同指針においては、具体的な研究課題として、デジタル映像符号化技術、超高精細映像入出力技術等を挙げるとともに、それら技術に関する各種規格の統合化にも取り組むことが必要としている。
 

第2章第6節1(1)将来のマルチメディア情報通信技術の展望 に戻る (3)電気通信フロンティア研究開発の推進 に進む