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第3章 マルチメディアが拓く情報通信の新たな世界(1) 21世紀に向けた新たな情報通信基盤整備プログラム(仮称)の策定今後の我が国の抱える諸課題を解決していくためには、高度な情報通信基盤の整備が不可欠である。しかしながら、情報通信基盤の高度化については、長期の期間と膨大な資金が必要である一方、日本の総人口は2010年頃ピークになるなど、高齢化の急速な進展が予測されている。以上のことから、情報通信基盤の整備を、官民の適切な役割分担により全国的に均衡のとれた形で、先進諸外国の積極的な動きに協調し、早急に行っていくことが必要である。そこで、郵政省は、21世紀に向けた新たな情報通信基盤の整備プログラムの策定等のため、5年3月に電気通信審議会に「21世紀に向けた新たな情報通信基盤の整備の在り方について」諮問を行った。6年3月現在、6年5月に予定されている答申に向けて、電気通信審議会において精力的に審議が行われている。
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