平成6年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(8) 二国間科学技術協力の推進

 科学技術の全分野にわたる主要国との間の協力に関し、我が国と主要国との間で、科学技術に関する協定・取極等が結ばれており、この下で全省庁的に研究協力が行われている。この協定等に基づき、1〜2年に一度、双方の国で交互に協力推進のための実務級委員会等が開催され、協力案件等が検討される。このほか、協定下のワークショップ等が適宜開催されている。
 郵政省では、この枠組みの中で12か国と電気通信分野における情報交換、研究者交流等の研究協力を行っている。
 このうち、超長基線電波干渉計(VLBI)を利用した地球科学に関する研究協力については、各国と共同観測実験を実施してきており、特に、米国や中国との研究協力では、ユーラシアプレートと太平洋プレートの動きが解析できるなど多大な成果をあげている。
 また、地球環境保護の重要性から、地球大気の状況を電波及び光によって計測する技術に関して研究協力を実施しており、1993年度は米国と、アラスカにおける共同観測実験を行う準備を開始した。
 

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