平成4年版 通信白書

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第1章 平成3年情報通信の現況

(2)拡充強化される国際放送

 我が国の国際放送は、昭和10年6月に、(社)日本放送協会が「ラジオ東京」の名称で短波による海外放送として開始し、一時中断の時期を挟んで昭和27年2月に、日本放送協会(NHK)が「ラジオ日本」の名称で再スタートしたものである。現在は、国内送信所(茨城県:KDD八俣送信所)から直接放送を行っているほか、遠隔地における受信状態の改善を図るため、アフリカ西部のガボン(昭和59年4月開始)、カナダ(昭和61年10月開始)、南米の仏領ギアナ(昭和63年8月開始)及びスリ・ランカ(3年1月開始)の各中継局から、第1-1-35表のとおり海外中継放送を行っている。
 3年度における我が国の国際放送は、1日延べ48時間の放送時間で22の言語を使用し、全世界に向けて実施された。これは、前年度当初に比べ、放送時間で3.5時間、使用言語で1言語(ペルシア語)の増加であり、次第に充実・強化が図られている。

第1-1-35表 国際放送の中継局別送信時間数

 

 

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