平成4年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

第6節 郵便事業・郵便局ネットワークの新たな展開

 1 21世紀に向けた郵便事業運営碁盤の整備・充実

  (1)郵便物の増加への対応

 大都市及びその周辺の発展地域に所在する郵便局を中心として、郵便物が著しく増加している。また、消費者行動の変化、情報化の進展等に伴い、個別化、多様化した郵便物の大量差出しや郵便物の大型化が進んでいる。
 このため、郵便物の増加・大型化に伴い必要となる要員の確保を図るほか、郵便ネットワークの拠点となる郵便局や大都市・その近郊発展地に所在する郵便局を中心に郵便局舎施設の整備・充実を図ることとしている。特に首都圏についてはその傾向が顕著なことから、3年7月に「首都圏郵便事業運営基盤整備連絡協議会」を設け、首都圏対策に取り組んでいる。また、安定した業務運行の確保を図るため、大量に出される郵便物を専門に取り扱う郵便局の充実等効率化・平準化施策の積極的な推進を図るほか、郵便事業の一層の機械化、新たな情報システム化としての大口引受情報システム・郵便事業管理システムの開発及び情報化マスタープランの策定等、情報ネットワークの充実・強化に取り組んでいく方針である。
 さらに、郵便局における郵便物処理作業の一層の効率化に資するため、メーリング・サービス業者の郵便物作成設備に係る税制支援の措置を行ったほか、メーリング・サービス業者の差出協力に対し、協力金を支払うこととしている。

 

 

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